言語学メモ 20191122〜
言語学とは
「語学」と「言語学」の違いから考えると、語学はある特定の言語の運用能力の学習のこと、であり、言語学は言語を対象とする経験科学である。言語学では、音声、文法、意味等の分野について本質的構造、歴史的変化を研究する。(「スーパー大辞林」(三省堂))
言語に貴賎はない。
世界の言語の数
ISO639-1(2002公表)によれば、136個の言語(世界の標準的な言語)2文字のコードで表される。
ISO639-2(1998公表)によれば、464個の言語 3文字のコードで表される。
ISO639-3(2007公表)によれば、約7000個。(これは数年に1度改定されるため。Ethnologue第18版(2015)では7102言語となっている。)
Ethnologueはには方言なども含めて数万の索引がある。
言語の数え方の難しさ
黒田(2004)
https://www.ethnologue.com/about/problem-language-identification
言語学的(統語的、文法的)差異、或いは社会的、文化的、政治的差異によっても特定される。また口語のみではなく、表出言語(手話)も言語学で考えるべき言語の一階層である。
・各種類の話者が機能レベルで他の種類の固有の理解を持っている場合(つまり、他の種類を学ぶ必要なく、自分の種類の知識に基づいて理解できる場合)、2つの関連する種類は通常、同じ言語の種類と見なされます。
・品種間の話された了解度が限界である場合、共通の文学または共通の民族言語的アイデンティティの両方が理解する中心的な多様性の存在は、それでも同じ言語の品種と見なされるべきであるという強力な指標となり得る。
・コミュニケーションを可能にするのに十分な了解度がある場合、明確に命名された民族言語的アイデンティティと、明確に開発された標準化および文献との組み合わせは、それらが異なる言語であると見なすべきであるという指標として扱うことができます。
言語の分類
地域による分類(=地域言語学(Areal Linguistic))
系統による分類(=比較言語学(Comparative Linguistic))
類型による分類(=言語類型論(Linguistical Typology
))
池田潤(2015)
語彙意味論に基づく言い換え計算機構の工学的実現と言い換え知識獲得への適用
https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-17300047/173000472007kenkyu_seika_hokoku_gaiyo/
池田光穂「意味論ネットワーク」
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/061205sema.html
(2019 年11月24日)
Martin Hilpert and David Correia Saavedra
Token-based semantic vector spaces for corpus linguistic analysis